「渋谷で働く社長の告白」を読んだ
Kindle Unlimitedで読み放題だったので、以前話題になっていた「渋谷で働く社長の告白」を読んだ。
サイバーエージェント社長の藤田さんが、弱冠24歳で会社を立ち上げ、2年後にマザーズ上場、そして通期黒字化するまでの数年間を綴ったノンフィクション。
素直に読み物として面白かった。フィクション顔負けの目紛しい展開、堀江さん三木谷さんをはじめとする豪華な登場人物、ITバブル期の勢いとベンチャー企業の雰囲気を追体験できた。
システム開発中の段階でサービスの受注が積み上がっていくくだりは職業柄目を覆いたくなったし、会社が買収されるかどうかの瀬戸際の展開は(結果を知っていても)ハラハラさせられた。
読んでみて思ったのが、経営者は我々一般社員では想像もつかない重責を背負っているのだということ。会社の業績、社員の生活、株主の利益・・・などなど。加えて、藤田さんのような創業者であればリスクを負って創業し会社を経営してきたわけで、もちろん盲目的に信仰するわけではないけども、会社で働く上では一定のリスペクトを持った上で、経営者の考えを理解しようという姿勢は持って働くようにしたい。